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【剣盾S24シングル最終838位】このルールは実質2vs2!襷レックウザ軸対面構築【レート1822】

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【はじめに】

初めましての方は初めまして。
知っている方も初めまして。
灼熱ふれあ(Twitter@Shacu_Flare)と申します。
S24でも最終順位3桁を達成したので、構築記事を書きます。

TN:DIO 最終順位:838位 最高・最終レート:1822

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【構築経緯】

    1. S23のダイマ無しルールにて使用したレックウザダイマ有でも通用することを証明したかったため、レックウザを軸に構築を組み始める。
    2. S15にてザシアン軸の対面構築で最終1位を取った方の構築記事から珠持ちサンダーとイバン持ちドサイドンパクって採用。
    3. レックウザは他の禁止級伝説には無い特別な性質を持っているが、残念ながら全抜きできるほどの爆発力は持っていない。そのため、相手の力を利用して勝ちに行けるメタモンを採用。
    4. 日食ネクロズマがバグレベルで重かったため、致命傷を与えることができる鉢巻悪ウーラオスを採用。
    5. サンダーをラッキー、バンギラス等の特殊受けで対策している構築が多いように見受けられたため、それらに対して強く出られる物理型サンダーこと化身ボルトロスを採用。
    6. こうしてダイマ有ルールに適応した襷レックウザ軸の対面構築が完成した。

【個別解説】

 

レックウザきあいのタスキ(エアロック・おっとり)

180( )-171(4)-99( )-222(252)-110( )-147(252)

りゅうせいぐんガリョウテンセイ/オーバーヒート/しんそく

ぽけっとふぁんくしょん!
この構築の軸。
今期もS21にてレックウザ軸で最終順位3桁以内を達成した方と同じ型を使用。
やはりAC両方の火力が高いうえに神速でトドメを刺せる点が優秀。
ほぼ確実に相手のポケモンを1匹以上持っていくか、1匹も仕留められなかったとしてもダイマを使わせたりと良い仕事をしてくれた。
このポケモンのおかげで実質2vs2のゲームになるか、相手に弱いダイマの使い方をさせることが多く、試合を有利に進めやすかった。
特性のおかげで天候ダメージによる襷潰しを受けず、バンギラスのD上昇等の天候補正も無視できるのが偉い。また、登場時に特性のアナウンスが出るため、素早さ関係の把握にも使える。
基本的にダイマックスしないで運用していたが、画竜点睛が威力140ダイジェットになったり、神速がダイアタックになって起点阻止できたりと、状況によってはダイマックスで運用することも可能。
ただし、ダイマックスで運用する場合はダイバーンで天候を晴れにしても特性エアロックにより補正を受けられない点に注意。筆者はそれを忘れるというミスを犯し、日食ネクロズマにボコられた。しかもYouTubeの配信中に。

 

サンダー電@いのちのたま(プレッシャー・おくびょう)

165( )-×( )-106(4)-177(252)-110( )-167(252)

10まんボルト/ぼうふう/ねっぷう/でんじは

ぽけっとふぁんくしょん!
その性能についてはもはや説明不要だろう。
レックウザがほとんどダイマしないため、ダイマ前提のエースとして採用。
特性はカイオーガ等との素早さ関係を把握したかったためプレッシャー。
後続としてレックウザ、悪ウーラオス等を出す状況を想定し電磁波を搭載。
シーズン終盤は後で紹介する化身ボルトロスのほうが刺さっていたため置物と化していたが、化身ボルトロスを通しやすくするための選出誘導には一役買っていたと思う。

 

ドサイドン@イバンのみ(ハードロック・いじっぱり)

218(220)-187(76)-153(20)-×(0)-98(180)-62(12)

ロックブラスト/じしん/こらえる/つるぎのまい

ぽけっとふぁんくしょん!
S15にてザシアン軸の対面構築で最終1位を取った方のドサイドンをそのまま真似た。
サンダーやイベルタル等のダイマックスを枯らすために出すことが多かった。
また、こらえるイバンにより、ラス1の処理も出来たりと幅広く活躍してくれた。

 

メタモンこだわりスカーフ(かわりもの・なまいき)

155(252)-68(0)-69(4)-68(0)-110(252)-61(0)

へんしん///

ぽけっとふぁんくしょん!
レックウザの爆発力不足を補うために採用。
相手の禁止級伝説または積みエースをパクって全抜きを狙う。
相手の数が少なければ少ないほどメタモンが動きやすくなるため、高い対面性能により実質2vs2のゲームに持ち込めるレックウザメタモンの相性は本当に良いと思った。
ザシアン対策としてメタモンが有名だが、ザシアン軸はメタモンにコピーされることが前提の構築が多く、メタモンを出すよりも他のポケモンを通したほうが勝ちやすかったため、ザシアン軸に対してはほぼ選出しなかった。
ただし、選出画面にメタモンが存在していることにより、コピーザシアンを止めるポケモンの選出を強制できたのは良かったと思う。

 

ウーラオス悪@こだわりハチマキ(ふかしのこぶし・いじっぱり)

175( )-200(252)-120( )-×( )-81(4)-149(252)

インファイト/あんこくきょうだ/ふいうち/つばめがえし

ぽけっとふぁんくしょん!
日食ネクロズマへの勝率が悪すぎたため最終日に採用。
襷をレックウザに取られているせいで終盤まで採用を躊躇していたが、ヤケクソで鉢巻型で構築に入れてみたところ予想以上に活躍した。
悪ウーラオスを採用してからは仮想敵の日食ネクロズマと全く遭遇しなかったものの、場に出すことさえ出来れば相手の受けが成立せず確実に1匹倒せるので、採用して正解だったと思う。
ちなみにダイジェットでSを上げてから鉢巻の高火力を押し付ける展開も想定し、燕返しを搭載していた。

 

ボルトロス化@ラムのみ(まけんき・いじっぱり)

155(4)-183(252)-90( )-×( )-100( )-163(252)

ワイルドボルトそらをとぶ/ばかぢから/ビルドアップ

ぽけっとふぁんくしょん!
サンダーをラッキーやバンギラス等の特殊受けで対策している構築が多く見受けられたため、物理型サンダーとして最終日に採用。そういった構築を全部粉砕してくれた。
火力アップ系アイテムは持っていないが、ビルドアップやダイナックルで火力を補強できるため気にならなかった。むしろラムを持たせていたほうがカバルドンを起点に出来たり、火傷に怯えなくて済むので心強かった。
ちなみに物理型サンダーが欲しかったというよりは電気の物理アタッカーが欲しかったため、エレキブル、パッチルドン、パッチラゴン等も候補に挙がっていたが、それらが環境的に微妙だったため化身ボルトロスとなった。タイプ一致ダイジェットが使えて、積みが出来て、ランドロスの威嚇にも強いことの差はあまりにもでかい。

【選出】

本構築が最終日に完成したものであるため、最終日によく当たったカイオーガイベルタルゼクロムのみ記載。
他の禁止級伝説はレシラム2回、ディアルガ1回、黒馬バドレックス1回、ジガルデ1回しか遭遇していないため、明確な解答を出せていない(しかも黒バドとジガルデは選出されていなかったというオチw)

・vsカイオーガ軸 → f:id:ShacunetsuFlare:20211201151406p:plainf:id:ShacunetsuFlare:20211201151832p:plainf:id:ShacunetsuFlare:20211201151926p:plainorf:id:ShacunetsuFlare:20211201151939p:plain
初手にレックウザを出して1匹倒すか初手ダイマを誘うかの状況を作る。
もし初手カイオーガを読めるなら初手にサンダーを合わせてもよい。化身ボルトロスダイマしてもスカーフ潮吹きで死ぬ可能性があるので、初手を合わせるならサンダー。
初手がレックウザvsカイオーガだった場合、A4振り画竜点睛と神速では乱数でしか倒せないが、大体相手はカイオーガを倒されることを嫌がってダイマしてくれる。
仮にダイマしてくれなかったとしても潮吹きの威力は大幅に下げられる。
ドサイドンカイオーガとセットで出てくるサンダーの処理や、こらえるイバンによるラス1の詰めを担当。

・vsイベルタル軸 → f:id:ShacunetsuFlare:20211201151406p:plainf:id:ShacunetsuFlare:20211201151832p:plainf:id:ShacunetsuFlare:20211201151939p:plain

ほとんどのイベルタルが初手に出てきてダイマしてくる。
ただ、稀にダイマしてこない場合もあるため、1ターン目はレックウザの流星群か画竜点睛で様子見する。
ダイマしてこなかったら神速でトドメ、ダイマしてきたらドサイドンに引いてダイマ枯らし。
イベルタルにこらえるを見せるとイバン警戒で交代されてしまうが、交代は読まずにロックブラストを押して問題無い。ドサイドンのイバンを枯らすために交代で出てきたポケモンは化身ボルトロスで起点にできる。
もし交代でドヒドイデ等の地面弱点が出てきた場合、地震を誘ってスカしイベルタル再降臨してくるのでロックブラストを押す。万が一ここで居座られても化身ボルトロスの起点に出来るので心配無用。
こうしてドサイドン受けをおびき寄せてわざと倒してもらい、化身ボルトロスの起点にして全抜きして勝利を狙う。

・vsゼクロム軸 → f:id:ShacunetsuFlare:20211201151406p:plainf:id:ShacunetsuFlare:20211201153946p:plainf:id:ShacunetsuFlare:20211201154025p:plainorf:id:ShacunetsuFlare:20211201151832p:plainorf:id:ShacunetsuFlare:20211201151939p:plain

レックウザを初手に置いて2vs2に持ち込む。
その後は基本的にゼクロムメタモンでコピーして全抜きを狙う。
残りの1枠は相手の取り巻きを見て選出。

【最後に】

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3ヶ月ぶりのダイマックス有だったため上手く戦えるか不安でしたが、無事に最終順位3桁を達成できて安心しています。

レックウザは他の禁止級伝説のような爆発力はありませんが、AC共に火力が高くて受けづらいうえに神速を持っており、確実に相手を1匹倒す、または弱いダイマを使わせることが出来る点が他の禁止級伝説には無い魅力です。
禁止級伝説にはこういう使い方もあります。圧倒的な力で全部ねじ伏せるだけが禁止級伝説ではありません。
竜王戦ルールはあと2シーズンありますので「好きな伝説ポケモンがいるけれど他の禁伝に見劣りするから使えない」という方は、こういった運用方法も考えてみるといいかもしれません。

さて、S24ではレックウザ軸で結果を残しましたが、S25からはまだ使っていない別の禁止級伝説にも触れていこうと思っています。
12月下旬は割と時間があるので、ここで更なる高みを目指したいです。

では、今回の構築記事はこれで終わります。
ここまで読んで頂きありがとうございました!