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【完成】『Believe Sword 第2部 時空の旅人』公開延期につきまして

【完成しました】

この記事は2023年8月21日に書かれたものです。
2024年2月5日現在は完成しており、公開中です。
ダウンロードは↓から行うことができます。

freegame-mugen.jp

【初めに】

2022年8月22日より制作開始した『Believe Sword 第2部 時空の旅人』につきまして、公開を延期することをお知らせします。
X(元Twitter)にて「遅くとも9月中旬には公開できます!」と発表しており、公開を楽しみにしてくださっていた方や、応援してくださっていた方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方々には、期待を裏切ることになってしまい、大変心苦しく思っております。
なお、公開がいつになるかは未定です。納得行くものが作れた時か、諦めがついた時になると思いますが、2023年内には公開できない可能性が高いです。
このような事態になってしまい、誠に申し訳ございません。

【現在の進捗について】

2023年8月21日現在の制作進捗としては、戦闘部分の作成も、メインストーリー全体の作成もいったん完了しております。残すはサブイベントの作成という状態です。
「ストーリーがクソでもいいから、とりあえず9月上旬までに完成させろ」と言われれば、間に合わせること自体はできる段階まで来ています。
ではなぜ、公開を延期するという判断に至ったのか……?
それについて、経緯を説明していきます。

【公開延期の経緯】

先ほど述べたとおり、戦闘部分とメインストーリーの作成が終わり、サブイベント作成に取りかかっておりました。
そして、サブイベント作成のため、ストーリー全体を最初から見直していたのですが、そこで問題が発生しました。
なんと、あろうことか自分の作品に対して、尋常ではないほどの嫌悪感を抱くことになったのです。
フリゲ制作者にあるまじき発言だということはわかっています。自作品を卑下してはならないということも承知の上です。それでも敢えて言わせてください。
僕が抱いた感情は……

「なんだこのゴミみてえなストーリーは!?」

でした。

まあ、わかりやすく言うと「とりあえず作ったのはいいが、納得の行かないものが出来上がった」という感じです。

【そんなに出来が酷いのか?】

正直なところ、僕が思っているほど酷くはないのかもしれません。
作者である僕自身が、もともと物事を否定的に捉えるタイプなので、それゆえに自作品に対してネガティブな感想を抱いただけなのかもしれません。
そもそもの話、作者が良いと思っていても、プレイヤー側から見ればクソだと思うものもあるし、その逆もあるでしょうからね。
だとしても、このままの状態で世に出したいとは、とても思えないのです。体験版を出すことすら躊躇しております。

【もしかして全部作り直すの?】

あらかじめ言っておきますが、全部作り直すといったことはしません。
せっかく完成間近まで制作を進めましたしね。リアルの生活だって犠牲にして作ったのです。それを無かったことにするのはしたくありません。
それに、ストーリーがクソだからといって脚本を変えた場合、戦闘部分も作り直さないといけない可能性が出てくるわけで、正直言ってそこまでしている余裕はありません。

【具体的に何がどう気に食わないの?】

これは、作者自身から見ての話になりますが……
まず、登場人物のほとんどが『脚本の操り人形』と化しているのです。
感情移入ができず、キャラクターの魅力も全然感じられません。自分の意志ではなく脚本によって動かされているだけの人形に見えました。
前作『Believe Sword』では、よくプレイヤーの方々から「ストーリーが良かった」や「キャラクターが魅力的だった」といった感想を頂いておりました。そして、作者である僕自身もそう感じていました。なにせ、前作の制作中は、キャラクターが一人歩きしまくって、脚本を変える羽目になったほどですから。
しかし、今作『Believe Sword 第2部 時空の旅人』においては、全くと言っていいほどキャラクターの一人歩きが起こりませんでした。作っている間は「キャラクターの扱い方が上手くなったのかな?」ぐらいにしか思っていなかったのですが、全体を作って、見直してみて、初めてキャラクターの魅力が全然感じられないことに気付いたというわけです。

2つ目に気になった点としては、主人公達の行動理由が(プレイヤー視点で)謎過ぎて、プレイヤー置いてけぼり感満載だということです。そして、主人公の行動理由が謎なのに、主人公のイエスマンが何名も存在しているという……
「あまりにも急すぎる」と思われそうな展開もいくつか存在します。
これは正直なところ、脚本の都合上、仕方無い部分もあります。ストーリー終盤の展開を考慮すると、主人公や他数名の真意をプレイヤーに明かすことができないという都合もありますので。
しかし、それならそれで、プレイヤーが抱くであろう疑問や感情を他のキャラクターに代弁してもらう等、それなりの工夫をしなければなりません。誰かがプレイヤーの代弁役になってくれさえすれば、いくらかは没入感が出てくるでしょうしね。
ですが、そういった描写すらも不足していると感じました。

更に3つ目に気になった点ですが、発言や行動に矛盾が起きているキャラクターがいる、ということが気になりました。
人間ですから、気の迷いや矛盾はいくらでも起こり得るわけですが、それならそれで、その人物の葛藤などを描写する必要があると思うんですよね。しかし、それすらも不足していると感じました。
まあ、敢えてそういう心理描写をせず、プレイヤーの考察の余地を残すという手法もあるっちゃあると思うのですが、あまりにも描写不足だと、ただただ気持ち悪いと個人的に思っています。

【最後に】

長々と語ってしまいましたが、以上が『Believe Sword 第2部 時空の旅人』公開延期の理由です。
9月上旬公開予定だったということで楽しみに待っていてくださった方、応援してくださっていた方、誠に申し訳ございません。
いったん完成間近の段階までは来ておりますので、このままエタるといったことはしません。必ずや『Believe Sword 第2部 時空の旅人』を世に出す所存です。
しかし、冒頭でも述べましたが、2023年内の公開はできないかもしれません。公開は、納得行くものが作れた時か、諦めがついた時のどちらかになると思います。
また、言い訳になってしまいますが、今までゲーム制作のためにリアルの諸々を後回しにし続けており、いい加減リアルをなんとかしなければまずい状況に陥っております。そのため、これまでのようにゲーム制作に時間を取ることができません。

よって、相当長くお待たせすることになってしまうと思いますが、気長にお待ち頂けると幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。