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【剣盾S23シングル最終877位】なんだこの破壊力は!?鉢巻ジガルデ軸サイクル構築【レート1868】

f:id:ShacunetsuFlare:20211101143629p:plain【はじめに】

初めましての方は初めまして。
知っている方も初めまして。
灼熱ふれあ(Twitter@Shacu_Flare)と申します。
以前はnoteにて構築記事を書いておりましたが、はてなブログのほうが読者視点で見やすいのではないかと感じたので、今回からはてなブログで構築記事を書いていきます。

さて、今回はS23で最終順位3桁を達成したので、構築記事を書きます。
なお、今期は2ROMで達成しましたが、それぞれで別の構築を使用していました。
そのため、構築記事を2つ書いております。
こちらではジガルデ軸の構築記事を書いておりますが、別でレックウザ軸の分も書いておりますので、よければ両方とも読んで頂けると嬉しいです。

TN:DIO 最終順位:877位 最高・最終レート:1868

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【構築経緯】

  1. 得意戦術である高耐久の積みエースを軸にした構築を使いたいと思った。
  2. 高耐久の積みエースとして竜舞ねむカゴHBジガルデを禁伝枠に決めた。
  3. サイクル構築のほうがプレイングが安定しやすく、突破困難な一部の構築に対して最悪TODで勝ち筋を作れると思ったので、禁止級伝説が蔓延る環境でもサイクルを回すための要員を集めることにした。
  4. ザシアンに対処できないと始まらないため、ゴツメHBウインディを採用。また、選出画面でザシアン軸に対する圧力を大きくかけたかったため、ウインディを一番上に配置。
  5. カイオーガを対策しつつ、カイオーガを起点に取り巻きにも対応できるようにしたかったため、ドクロッグを採用。
  6. vs黒バドレックス軸の要としてポリゴン2を採用。また、この構築で重いトリトドンポリゴン2等にTODを仕掛ける素振りを見せて強引な流しができるように身代わりを搭載。
  7. カバルドンラグラージガブリアス、ガラルヒヒダルマが重めなので、対策の選択肢としてカプ・レヒレを採用。また、ミストフィールドの竜技半減とジガルデを組み合わせることにより、ムゲンダイナ対策も兼ねた。
  8. ここまで対策を施しても重い並びが存在するため、強引に対処できるように壁張りレジエレキを採用。また、苦手なポケモンは特殊方面に多かったため、それらに対して強引な受け出しができるように努力値をHDに厚く振った。
  9. そんなこんなで竜舞ねむカゴHBジガルデを軸にした構築を使っていたが、即座に高い火力を出せない点につけ入られて勝ち切れなくなることが途中から増えてきた(ポリゴン2スイクンカプ・レヒレの数が増えてきたあたりから)
  10. 即座に高い火力を出せないという課題を解消するべくジガルデの型をA特化鉢巻型に変更。
  11. こうしてサイクルを回しながら鉢巻ジガルデの高火力を押し付けていくことがコンセプトの構築が完成した。

【個別解説】

 

ジガルデ@こだわりハチマキ(スワームチェンジ・いじっぱり)

201(140)-167(252)-156(116)-90( )-115( )-115( )

サウザンアロー/じしん/ばかぢから/ヘドロウェーブ

ぽけっとふぁんくしょん!

この構築の軸。
HBは悪ウーラオスのA特化鉢巻インファイトを特性込みで2発耐え。
浮いているポケモンにも当たる地面技を高火力で押し付ける動きがとにかく強かった。
また、HPが最大の半分以下になると実質HPが108回復する特性を持っているので、一撃死さえしなければ強靭な耐久力を持つ。
本来なら一撃死するような攻撃でも壁を張ってしまえば強引に耐えつつHP108回復できるので、ほぼ無敵状態になる。
地震はヌオーを高乱数2発で倒せるようにする等の火力目的で搭載。
また、サウザンアローだとザシアンに耐久振りされると耐えられることがあるが、地震だと確実に倒せる。
馬鹿力は悪ウーラオスポリゴン2への打点として搭載。
ヘドロウェーブカプ・ブルル入りの受けループが重かったため搭載したが、なんと搭載した途端にカプ・ブルルと遭遇しなくなったため、一度も撃っていない。
しかしながら、技は地面と馬鹿力だけで間に合っており、竜技は対メタモンの観点から搭載しないほうが良いという考えだったため、実質技3つでも特に問題は無かった。
ジガルデは一般的に積みのイメージが強く、鉢巻が読まれないこともあり、めちゃくちゃ強かった。

 

ウインディゴツゴツメット(いかく・ずぶとい)

191(204)-×( )-144(244)-120( )-100( )-123(60)

かえんほうしゃ/おにび/ほえる/あさのひざし

ぽけっとふぁんくしょん!
くろこ氏の動画で紹介されていた型をそのまんま使用。
vsザシアン軸の要。
また、耐性と吠える搭載により、ゼルネアスやウルガモス等の対策等も兼ねる。
vsゼルネアスはジオコンを積まれると受け切れなくなってしまうため、事前に壁を張っておく必要がある。
安定して活躍してくれた。

 

ドクロッグ@くろいヘドロ(かんそうはだ・おだやか)

177(148)-×( )-86(4)-×( )-128(252)-118(100)

どくどく/アンコール/まもる/みがわり

ぽけっとふぁんくしょん!
まさかのノーウェポン型ドクロッグ
vsカイオーガ軸との戦いでは、特性のおかげで毎ターンの回復量が増えるのでゾンビと化す。そのしぶとさを活かし、カイオーガ軸を毒殺しまくっていた。
アンコールを搭載しているため、相手が変な技を撃とうものならアンコールで縛って起点にした。
竜王戦ルールではPPが少ない技が多く使われるため、まもみがでPPを枯らして禁止級伝説を無力化したこともあった。実はこの原理でナットレイも嵌めてTODか交代先のポケモンに毒々を入れられるかの二択に持ち込むことができる。
TODは大体こいつかポリゴン2のせいで起きた。
実は努力値配分に無駄があるのだが、攻撃技を搭載していないせいで振る場所が無いため、しゃーなしにこの配分となった。

 

ポリゴン2@しんかのきせき(アナライズ・おだやか)

191(244)-×( )-132(172)-126(4)-135(60)-84(28)

トライアタック/イカサマ/みがわり/じこさいせい

ぽけっとふぁんくしょん!
vs黒バドレックス軸の要であり、それ以外でも幅広く活躍した。
ポリゴン2トリトドンTODして勝てるようにするため、身代わりを搭載。
また、大体のポリゴン2に先手を取って身代わりを出せるようにSに振ってある。
HBは竜舞1積みA特化ゼクロムの珠らいげきを最高乱数以外耐え(一度もそんな状況にならなかったが、指標として)
残りをDに振った。
かなり安定して活躍してくれたと思う。

 

カプ・レヒレ@たべのこし(ミストメイカー・ずぶとい)

177(252)-×( )-183(252)-115( )-151(4)-105( )

なみのりムーンフォースしぜんのいかり/ちょうはつ

ぽけっとふぁんくしょん!

vsムゲンダイナ軸、イベルタル軸の要。
単体でムゲンダイナに勝つのは無理だが、ミストフィールドの状態異常無効と竜技半減によって味方の試合を有利に進めることができるようになる。
また、それ以外にもカバルドンラグラージガブリアス、ガラルヒヒダルマ等の対策にも貢献したり、受けポケモンを挑発と自然の怒りで削ったり等の活躍をしてくれた。

 

レジエレキ@ひかりのねんど(トランジスタ・おくびょう)

179(188)-×( )-70( )-120( )-102(252)-251(68)

10まんボルト/ボルトチェンジ/リフレクター/ひかりのかべ

ぽけっとふぁんくしょん!
普通にサイクルを回しても勝てない時の切り札。
Sは蝶舞1積みの最速ウルガモス抜き程度に留め、火力には努力値を割かず、HDに厚く振った。
理由としては、カプ・テテフカプ・レヒレスイクン等、苦手なポケモンがとにかく特殊方面に多かったため、そいつらに強引に受け出しして壁を張れるようにするため。
レジエレキで壁だけ張って後続を無償降臨みたいな使い方をするつもりは無かったので、大爆発は搭載していない。
10万Vとボルチェンを両搭載したが、壁込みの耐久を盾に居座って殴り合いたい時と、殴りながら逃げたい時とで使い分けることができたので、これでよかったと思っている。

【おまけ】

 

ジガルデ@カゴのみ(スワームチェンジ・わんぱく)

215(252)-120( )-173(132)-90( )-115( )-131(124)

サウザンアロー/くさむすびりゅうのまい/ねむる

ぽけっとふぁんくしょん!

鉢巻型に変更する前に使っていた竜舞ねむカゴHBジガルデ。
Sはパーフェクトフォルム時に実数値が121になるように調整。これにより、竜舞2積みで最速スカーフのヒヒダルマカプ・テテフに先制できる。
そして残りをHBに振った。
その高耐久を活かし、竜舞を複数回積んでからサウザンアローで全抜きを狙う。
草結びを搭載することにより、天然ヌオーを起点に積んでから草結びで強行突破することが可能(ただし竜舞を積んでも草結びの火力は上がらない)
ヌオーピンポイントかと思いきや、カゴのみと組み合わせることでラグラージカバルドン等の対策もできてしまったりする。
また、草結びを搭載しているおかげでグラードンにも対面で勝てる等、地味ながら思わぬところで役に立ってくれた。
地味に襷カウンターのケアにも使えたりする。
それ以外では実質技3つで戦うことになったが、サウザンアローが優秀すぎたので、たまに地震の火力が欲しくなる点以外は問題無かった。
前シーズンからS23中盤まで長く活躍してくれたが、竜舞を積んでも突破できないポケモンが終盤で増えてきたため、泣く泣く鉢巻型に変えることとなった。
竜舞ねむカゴHBジガルデ版の構築も公開しておくので、よかったらどうぞ。

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【感想】

一部苦手な並びは存在するが、プレイングによって強引な対策ができるようになっているため、かなり安定感のある構築が作れたのではないかと思う。
ただ、S23はとにかく運が悪く、ろくに試行回数を稼いでいないのに急所や追加効果をもらいまくったり、麻痺や凍りで一生動けなかったり、逆に相手はトラアタ5回以上撃ってようやく凍ってもすぐ動き始めたり等、とにかく下振れが酷かった。
それでも終盤の2桁や3桁にもちょくちょく勝っていたため、構築としては強いほうだと言える自信がある。
正直二度とこのルールでやりたくないが、万が一このルールが再来してしまった場合は、また使っていこうと思う。

【最後に】

S23はダイマックス無しの竜王戦ルールでしたが、同じルールのS21とS22では最終順位3桁以内に入ることができなかったので、S23でなんとか達成できて安堵しています。
正直このルールは好きではなく、ダイマックス無しなのに禁止級伝説はありという点がどうしても受け入れられませんでした。
ダイマックス無しで禁止級伝説も無しなら全然OKだったんですけどね笑
しかし、こうして無事にこのルールでも結果を残すことができてよかったです。
嫌いなルールとはいえ、結果出せないのをルールのせいにしたくはなかったので……

さて、S24からは二度目のダイマックスありの竜王戦ルールになりますが、こちらも正直あまりモチベは無いです。
ダイマックス無しで竜王戦よりはマシだと思っていますが()
なので、S24~S26もどれか1シーズンで結果を残せばいいやぐらいの気持ちでやっていこうと思います。

では、今回の構築記事はこれで終わります。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
この記事とは別にレックウザ軸の構築記事も出していますので、そちらもぜひ読んで頂けると嬉しいです。